昭和の東京
川本三郎 読書
私の子供時代の、東京の写真集である
思い出と感覚がオーバーラップする
私に取ってこのような写真集を見るのも楽しみの一つである
恐らく小説家はこのような写真集も参考に情景描写するのであろう
私にはそのような大それた下心はないが、できる限り幅広く、手当たり次第に読みたい、
見たいの心境である
亡き父親も、母親もこの時代を必死に生きてきたのである
氷見に生まれて自分の両親に生まれて感謝したい
写真集をパラパラ見ながらそんな事まで、思い至る
そうそう誰だったか復員してきたら、東京で女、選り取りみどりであったと言う
大和撫子が種の保存とわが身のため牝に豹変したと言う
誰だったかな???
東京の、年配の男の話であった
つまらない男のつまらない話を思い出した