少年Aこの子を生んで

               文藝春秋

少年Aは、あの神戸の「酒鬼薔薇聖斗」である

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これもかかりつけの病院の書棚にあった

今日は12月25日

本当はこの本を今年の最後の本にしたくなかった

でも来年の最初の本にもしたくない

消したい本である

胸が詰る思いである

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私は「世相を切る」のどこかで、Aの母親が原因でないか?疑った感想を書いた筈

週刊誌で母親がAと会う自信が無いと言う記事を読んで予断があった

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3分の2読み進めてまだ原因がわからない

注意深く、一行も飛ばさず読み進んでいる

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被害に遭った親は勿論であるが、少年Aの両親苦悩が良く分かる

途中涙が零れた・・・・・・・・

現代の病根である

231頁、思わず手を合わせた

人事では無い

祈る気持ちである

子は親を選べない

親も又 子を選べない

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色々な事件など週刊誌で読むと明らかに親の責任である場合も見受けられる

取り分け母親に責任がある場合が多い

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祖父母の場合もある

何故なら人間は環境の動物でもあるからである

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また遺伝の場合もある

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人間が環境の動物なら社会の責任の場合もある

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今ひとつ霊がとりつく場合もある・・・・・・かも知れない

私は相当確率高く霊とか死後の世界の存在を信じている

その事は機会があれば触れるが、兎に角、両親にとって深刻である

親戚の人や友人が二人の両親を心配して駆けつけている

読んでいてもその辺にいるごく普通の親に見える

それだけにより深刻である

誰の身におきても不思議で無い事件に映る

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神戸新聞社に送りつけた「犯行声明文」などを読んでいると、研ぎ澄まされた

精神構造が見える

母親の想像もつかないAであろう

本の最後少年Aの父母「読者の皆様へ」を読んで、涙が止まらなかった

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沈黙の時間が流れた

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私は読み終えてこのHP「世相を切る」の17年度に載る「大事故・大惨事」に載せた

事故の被害者の父親の言葉が浮かんできた

その父親はインタビーする記者に対し「事故原因は私も含めて貴方も貴方も社会全体のた

るみが事故を引き起こしたのですよ」と・・・・・・・・・・

私はこの両親を到底責められない

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これは現代社会の環境と現代教育が育て上げた酒鬼薔薇聖斗である

読み終えてご両親に到底責任を求められない

教育基本法が改正された。

後は憲法改正である

!!!!!!!!!!!!!!

私はAのご両親よりも厚顔無恥モット自己反省すべき姉妹を知っている

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今朝の10時、読み終えて窓の外の雲間が少し明るいのが、何とか救いである

今年の読み納めである

明日は大晦日、夜の番組 、格闘技が楽しみである

平成181230