★★★

総理の品格  木村貢 (徳間書店)

 

所得倍増論を唱えた池田隼人首相、宏池会の事務局長その回顧録である

池田隼人は「貧乏人は麦を喰え」と有名な言葉を吐いた首相である

現代はむしろ知的水準の高い金持ちが健康管理のため麦飯を喰う時代である

私のような頭の悪い貧乏人が嬉々として、コシヒカリを喰っている(ホント)

こんな政治の舞台裏を書いた生々しい本は面白い

しかも私の小中学校の時代で、政治家の名前は知っていても生々しい当時の政治の舞台裏

は知らない

吉田茂首相の後の、鳩山一郎、その後の、石橋湛山、岸信介、石井光次郎の三つ巴、

皆名前を知っている政治家で読んでいて面白い

更に池田隼人(所得倍増)、佐藤栄作(沖縄返還)、大平正芳(アーウーの)、田中角栄(コンピー

ター付きブルドーザー・日中国交回復)、小坂善太郎、宮沢喜一(首相)、前尾繁三郎(衆議院

議長)、田中六助、大野伴睦(岐阜羽島新幹線駅)、福田赳夫(首相)、河野一郎(建設大臣)、藤

山愛一郎(赤いハンカチの外相)、三木武夫(金権腐敗)、鈴木善幸(首相)、灘尾弘吉(文部大臣)

河本敏夫(三木派・三光汽船)、中川一郎(北海の熊)・渡辺美智雄(ズーズー弁)、後藤田正晴(

ミソリ後藤田・元警察庁長官)、中曽根康弘(国鉄民営化)などの記憶に鮮明な政治家が登場

する

昔の政治家は重量感があった

・・・・・・・

今の政治家は人間的に軽く思えてならない

     ・・・・・・・・・・・・

そうそう思い出した富山県には正力松太郎、松村謙三がいた

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平成の信長と言われる小泉総理は別格として

相撲で例えたら小結、張り出し関脇級の宮沢・竹下以後・海部・羽田・細川・他忘れたが

各総理ですら前頭ランクである

量りに測ったら完全に軽量級である

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

野党で記憶に残るのは春日一幸(民社党、春日節)

大嫌いは、三木武夫、椎名副総裁・飛鳥田一雄社会党委員長、美濃部東京都知事、土井た

か子!!!!!!!!!!!

私が好きだった総理は、大平正芳、田中角栄、中曽根総理である

田中角栄の時代、日本中が燃えて熱かった

誰が何と言おうが、大ファンであった

千里ブロックで私もスコップ片手に山を動かしていた

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

凄いのは何と言っても大元帥の中曽根康弘であろう

大雑把であるが、国政にも私はかなり関心が高かったと思う

ホント

話は逸れた

この本で驚いたのは「宏池会の仙人」の話である

こんな凄い人が本当にいるのかと驚きを禁じえない

読まれてからのお楽しみ

凄い人もいるものだ

兎に角面白い

私の生きた時代の昭和史その政治の舞台裏、

三ツ星マーク、★★★一押しの著書である

政治の流れを勉強するのも、商売の大局を見るのに大切な仕事である

亮よ勉強を怠るな!!!!!!!!!!

平成181115