代表作時代小説      平成14・16年度・2冊

                     日本文芸家協会編

 

日本を代表する作家の短編集である

400頁に19人の作家の短編が載る

一人約20頁〜30頁である

面白そうな短編、好きな作家だけを読む、気楽に楽しめる

他の重い本の間に差し挟んで読める

 

トップバッターは童門冬ニ

     「放浪の算勘師」

算勘師とは現代の管財人、経理士、経営コンサルタントにあたる

驚きは徳川御三家の1つである水戸藩が財税危機で、その建て直しに招かれた実話、実在

の人物松波勘十郎の物語である

水戸光圀、ご存知黄門さんが手がけた「大日本史」編纂に待ったをかけた侍の話である

短編だがなかなか勉強になる

                               平成181015

★「アイアイの眼」西本正明

バルチック艦隊壊滅秘話である

司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」を今年読んだ

その補強、歴史に埋もれた話、遠くアフリカの地で情報収集した、日本人の娼婦話である

歴史の影に隠れた歴史の話・・・・・・・!!!!!!

・・・・・“さもあらん”・・・・・ありがとうである

                               平成181018

★桑湊にて(サンフランシスコ)植松三十里

幕末に太平洋横断を成し遂げた咸臨丸の話である

我々が社会科の歴史教科書に一行程度しか書なかった話である

歴史をもっともっと知りたいと思う

短編だから、好きなとき、好きな所を読めばよい

小説家はこんな短編を積み上げて長編に向うのであろう

                             平成18111

★笹座(ささくら)戸部新十郎

戦国期の軍師、竹中半兵衛が修めた兵法の流儀について書いてある

                             平成18115

 

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平成18115