第一章 『載』
この第一章は、恐れ多くも平成承禎と号した筆者が、未曾有の太極「寶」に遭遇し
本格解明に突入するまでの道のりを辿る章です。
辞書に「宿命」とは命が宿る前からの決まり事とあります。
承禎と「寶」との遭遇は、今では1300年前からの、歴史の決定事項であったと諦めて
いるのです!
息をもつかぬ、壮絶な歳月でありました。
獅子の印面に刻された九文字「日界・月界・太上老君勅」は漢文化の神髄、太極を現わし
たものとお話ししました。
この九文字の中には“神の知”が“天隠”されてありました。
「天隠」とはまさに天に隠したことを言います。
中国道教に「天書」伝説があります。
伝説によば「天書」とは目も眩む光で印された“神の文言”との事です。
実は、印面の「九文字」こそ、天から降臨した「天書」でありました。
この神器「寶」には中国文明の真髄「易」の“太極”が印面・漢大宇宙に天隠されてあ
りました。
初版の「寶」本で、隠された易を謎解き、奇跡的にこれを解明したのですが、それをこの
改訂版で解説すると、再び難解になって、読まれなくなります。
現在どこまでの深度と領域に広げるか思案しながら書き進んでいます。
とにかく運命の必然で「寶」に遭遇するのです・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!