★★★★★
『なぜ人を殺してはいけないのですか』
ヒュー・ブラウン
北アイルランドの元テロ組織のリーダーの経歴をもつキリスト教の宣教師の本である
こんな素晴らしい本が50円である
ベンハーの映画のシーンで神の啓示を受けたという
私もベンハーは見ている
キリストの処刑シーンは記憶に無い
チャールトン・ヘストン主演の映画である
戦闘馬のシーンが強く印象に残っている
キリスト文化で育った人との違いであろう
本を読んでいて、なぜかしら涙が頬を濡らす
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ブラウン氏の膝を拳銃で撃ちぬいた人を殺したい思いとの、心の格闘に相当悩んだ事が書
かれてある
彼は肉体的苦痛を受けた憎悪である
私はモット大きな憎悪である
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殺しても飽き足らない憎悪である
憎悪を遙かに超えてしまっている
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心の処理をしなければ、確実に殺しているだろう
しかも、簡単な始末では絶対に許さない
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時として死刑より、無期懲役は残酷である
私の無期懲役は死後も含む
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千年万年もである
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心の処理を殆んど済ましたので、記憶は殆んど消えた
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だから腹の底から笑って前を見れる
読んでいてそんなことが頭を過ぎった
日本の長所、短所を指摘されておられる
外から見た日本、勉強させられた