平気で嘘をつく人たち」
        M・スコット・ペック精神科医

              虚偽と邪悪の心理学

本書カバーに載る、邪悪な人間の要約を紹介しておこう!

 どんな町にも住んでいるごく普通の人

自分には欠点がないと思い込んでいるひと。

●異常に意思が強い人。

●罪悪感や自責の念に耐える事を絶対に拒否する人

●他人をスケープゴ―トにして、責任転嫁をする人。

●体面や世間体のためには人並み以上に努力する人。

●他人に善人だと思われることを強く望む人。

邪悪な人の心の核にあるのが過度のナルシズムである!

                               完全納得の書

何かの本に書いてあった!

嘘は世の中の潤滑油と!

他愛の無い嘘は確かにそうであろう!

子供の頃、遊びで遅くなり、親に言い訳の嘘を付いた記憶はおぼろげだが何度かある

また小学校の頃、宿題しなかった理由に嘘を言ったような気がする。

これらはたわいの無い嘘だが、それでもいい気がしなかった事だけは確かである。

一つの嘘を隠すため嘘の重ね塗りをしなければならない。嘘はバレルし、頭を相当使わね

ばならない、正直の方が、経験的に気が楽である事をこの年になると普通の人は分かって

くる。

子供の頃嘘ついたら、閻魔さんに舌引き抜かれると、年寄りに脅かされたものである。

私も嘘と言うより、あの世まで持っていく過去と事件は山ほどあって、人を指弾できる人

間ではない、また若さと無知ゆえの結果、人を傷つけた事も振り返って、こころが疼く。

人生赤点以下であるが、人を陥れたり、責任転換などの邪悪な企み、嘘は無い!

しかし本書の冒頭にあるような、邪悪な人間の嘘は救いようも無い。

75歳を過ぎて、自分は人生に悪い事、そして嘘吐いた事が一度も無い、したがって天国

行くの確信していると吐いた人がいた、自己の心の中で何があったのか知らないが最晩年、

その人の顔はデスマスクであった!

異常に意思が強く、自分を善人像で固め、他人をスケープゴートし、責任を全て押し付け、

そして自己反省心ゼロの人間、そんな自分を決して認め無い人間、私はまだまだ人間勉強

が足りない事、この著書で再認識した。

ロッキード事件のとき、小佐野賢治氏が田中角栄をかばう為、記憶にございませんを連発

し日本中の国民の前で嘘を吐いた、明白、尊敬する男の嘘である

それに引き換え、長野・富山連続誘拐殺人事件の宮崎●子は、北野氏に罪を着せる嘘を死

刑の間際まで吐き続けた、明白で邪悪な邪悪な嘘である。

嘘を吐く、悪い頭で、そんな面倒な事を考え、時間の浪費をこれからの人生に極力使いた

くない

基本的に私の得意な世界ではない!気楽に気楽に行きたい!

                                                              平成17年3月3日