旅行(その八)
今年、日本に来た外国の観光客が一千万人を突破するとテレビが報じていた
実際、北海道・九州・東京など日本中を旅行して何処行っても外人ばかりであった
東京のホテルニューオオタニの朝食のバイキング客の8割が外人客であった
そして東京の町の何処へ行っても外人客で、東京が外人に占領されたのではと、思うほど
多かった
驚いたのは、日本仏教の聖地高野山であった
高野山は日本の観光地で一番交通のアクセスが悪い高野山で有る
日本人でも何割の人が訪れているか?
そんな高野山に外国の人が大勢来ているのである
それほど、世界中の人が日本に魅了されているのである
高野山の観光客を見て、日本人より外国の人が日本を勉強している事が良く分かった
竹田恒泰先生が、日本人は日本の本当の価値を知らないと嘆いておられる
まさに同感である
承禎はタイ以外の外国を知らない
であるから、多くを語れないが、それでも外国の美術品や生活用品、また料理などで外国
の水準が、かなり推測される
美術品や建築などで日本に迫るのはヨーロッパ辺りで有る
ドイツ・フランス・イタリア・オーストリアなどは、建築・絵画・彫刻・料理など日本人
と異なる文化でしかも水準が高い
中国や韓国では仏教が根付かず、中国は共産主義、一党独裁の国である
また韓国は教条的儒教とそれに嫌気がさしたキリスト教の国である
そんな国に多様な文化が育つはずが無い
先月東京で台湾故宮博を見て来たが大した事はなかった
そして今月、東京の上野国立博物館で日本の国宝展を見て来て、日本の水準の方が高い事
が良く分かった
諺に「隣の芝は青い」「隣の柿は甘い」などがある
日本人はもっと日本を見直し、誇りを持って良いと思う
日本を知る事は己自身を知る事でもある
日本を旅してそれを強く感じた
何歳まで生きられるか分からない!!!
先々を考えるとお金にゆとりは無いが、それでも日本を知っておかねばならない
体力も考えると、ここ二三年が勝負であろう
芸術文化にももっともっと触れたい
泣いても笑っても一度しか無い人生である
お金や財産を残す必要は無い
子孫に美田を残さずである
残すのは思想哲学、「寶」だけである
死ぬ時、プラマイゼロで火葬賃があればそれで良し
あの世へ持って行くものは、思い出と感動だけで良い
風と共に去りぬ!!!
それが承禎の美学である
大分いい所に来た